前々から見たかった「リザレクション」という韓国映画を見ました。
某TBSラジオで紹介されたので、一部では結構話題になった作品です。といっても、一般的に知れているわけではないので、一応どんな話なのか、なぜ話題なのかを紹介しながらの感想を書いてみます。
現実世界で女性に相手にしてもらえないゲーマーが「マッチ売りの少女の再臨」というオンラインゲームに参加、
ヴァーチャル世界での戦いに巻き込まれ、
救世主として目覚めていくというお話。
とりあえず、
何かの作品に似ているような気がすることはさておき、100億ウォンを投じたといわれる
(いまいち単位が実感わかないけど)アクションが素晴らしく、見ごたえがあります。
ワイヤーアクションを駆使して、鶴の舞のような格好で中を浮いた状態で画面がいったん停止し、
360度カメラアングルが変わる演出とか、バイクアクションなんかでは一旦バイクから飛んで銃を乱射した後
またバイクの上に着地。壁から沸くように現れるシステムといわれるバーチャル世界を支配する組織からの刺客。
そして、一番目を引いたアクションは主人公が救世主として目覚める過程での相手をスローモーションに見れる能力を駆使した銃撃戦。演出が秀逸です。
飛んでくる銃弾が
水中を進むような波紋を広げて主人公に向かってくる。それを主人公がよけるのです。
お馴染みのえびぞりで
そして少女を救うため、主人公は単身システムの中枢に乗り込む。そして、そこに待っていたのは・・・・
雨のように降るハングル文字
それは・・・さすがにまずいんじゃないですか・・・・?
まあ、ここら辺までがラジオでも紹介していて、話題になった理由かな。
ちなみに、このバーチャルゲーム「マッチ売りの少女の再臨」での目的は、オンライン対決でヒロインであるマッチ売りの少女に愛され、邪魔する他のプレイヤーを排除しながら最終的に
少女が凍死する瞬間に自分が想われるというのが目的らしい。少女が凍死するのは決定事項の上での退廃的な
サバイバル要素を含んだラブワゴンですね。
ちなみにこのヒロイン、
おつむがAIが非常に弱いらしく、何を話しかけても、どんな危機的状況に陥っても、目の前のマフィアさんの頭が吹っ飛んでも、台詞が
「ライターを買って」
と
「寒い、凍えてしまう」
のみ。
どうやってこんなドラクエの村人Aみたいなキャラクターの愛を得るのかわかりません。親しくなるエピソードもなければ、会話が成立することもない前代未聞の
ヒロインです。というかまず、せめて
マッチを売れ!よっぽどインコのほうが語彙力がありそうなヒロインなんて、愛される以前に
こっちが愛することが出来ません。
しかもこのヒロイン、途中からバグが発生したとかいうことで、街行く人たちに
銃を乱射して大量殺人を図るというとんでもないダークホース。
システムもさすがにそんなバグを排除しようと動く、そしてそれを阻止しようとする
なぜかヒロインに惚れてしまった主人公。物語は思わぬ方向へと絡んでゆく
・・・
話は、それなりに出来ているような気はするんですが、なんていうんですかね?アジア圏特有の醤油臭さというんですかね?あんまり雰囲気が合ってなかったり、二回見たくなるような作品ではなかったです。
それにしても、マトリックスにそっくりな映画だと聞いていたんで、これは面白くレビューが書けるかなーと思いながらビデオを見た後、感想を書こうとPCに向かって初めて気づきました。
そういや僕マトリックス見たことないや
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